はじめに
「どれだけダイエットしても痩せにくい」
「お腹だけぽっこり残る」
「体重が落ちづらくなった」
こうした悩み、実は 姿勢の悪さ(猫背) が大きく関わっていることをご存じでしょうか?
猫背というと「見た目の問題」「肩こりの原因」というイメージが強いですが、代謝の低下・脂肪の燃焼効率の悪化・筋肉の機能低下 など、ダイエットに直結する悪影響が多数あることが明らかになっています。
特に、前回の記事でも触れた「呼吸の質」と「肋骨・胸椎の動き」は、姿勢だけでなく 脂肪の燃えやすさ を左右する重要なポイントです。
この記事では、
- なぜ猫背だと太りやすくなるのか
- 身体の中でどんな変化が起きているのか
- 今日からできる改善法
を、解剖学・運動生理学の視点も交えながらわかりやすく解説します。
猫背と太りやすさの関係
猫背になると、身体の前側が縮こまり、背中側の筋肉が伸ばされて働きにくくなります。
その結果、
✔ 呼吸量が低下する
✔ お腹周りの脂肪が落ちにくくなる
✔ 代謝が落ちて痩せにくくなる
など、多くの悪循環を生みます。
特に大きいのは 呼吸の質の低下。
呼吸が浅くなると横隔膜が動かず、体幹が機能せず、代謝がガクッと落ちます⚠️
「ダイエットしても痩せにくい…」という人ほど、姿勢の影響を受けていることが多いです。
🔍 猫背が太りやすくなる4つのメカニズム
1️⃣ 呼吸が浅くなり代謝が低下する
猫背で胸郭(胸の前面の骨)がつぶれると、吸える酸素量が減り、呼吸が浅くなります。
酸素は脂肪燃焼の材料でもあるため、呼吸量の低下は 代謝低下に直結 します⬇️
深い呼吸ができるだけで、酸素摂取量・体幹の働きが改善し、代謝は自然と上がります。
2️⃣ 肋骨の動きが悪くなり脂肪が燃えにくくなる
肋骨は呼吸とともに広がったり閉じたりしますが、猫背になるとこの動きが小さくなります。
肋骨が固まる → 横隔膜が働かない → 体幹が弱る → 脂肪が燃えない
。という流れが起こります
実は、肋骨の可動性は“痩せやすさ”の大きな鍵を握っています。
3️⃣ 内臓が下がりぽっこりお腹の原因に
猫背は骨盤を後ろに倒しやすく、内臓が下がりやすい状態になります。
その結果、
・ぽっこり下腹
・便秘
・血流の悪化
などにつながりやすくなります😥
ダイエットしても下腹だけ残る人は、この「内臓下垂」が原因のことも多いです。
4️⃣ 筋肉の使い方が偏り、消費カロリーが減る
猫背の姿勢だと、大きな筋肉(背中・お尻・体幹)が働きにくくなります。
大きい筋肉が使われない → 日常生活の消費カロリーが落ちる → 太りやすくなる⚡
逆に、姿勢が整うと “何もしていない時間” の消費カロリーが上がります。
あなたは大丈夫?簡単セルフチェック
以下に1つでも当てはまれば、猫背が代謝低下の原因かもしれません👇
□ 深呼吸すると肩が上がる
□ 仰向けで寝ると腰が浮く
□ 常に下腹だけぽっこり出る
□ 長時間のデスクワークで背中が丸まりやすい
□ 胸・首・お腹の前側が硬いと感じる
1つでも当てはまれば、改善することで 痩せやすさが取り戻せるタイプ です✨
改善のための4ステップ
猫背を改善して「太りにくい体」を作るには、
呼吸 → 柔軟性 → 筋力 →日常の姿勢の順番で整えることが最も効果的です💡
ただ闇雲にトレーニングするよりも、この順番を守った方が変化が早く出ます。
具体的な方法は、以前の記事で詳しく紹介しています👇
➡️ 猫背改善のためのアプローチ方法
✨ まとめ
猫背になると
・呼吸が浅い
・肋骨が動かない
・内臓が下がる
・大きい筋肉が使えない
という理由で、想像以上に 代謝が落ちて太りやすい体 になります。
逆に、姿勢を整えるだけで
・呼吸量UP
・横隔膜が働く
・消費カロリーUP
・下腹スッキリ
と、自然と “痩せやすい体” に変わります🔥
猫背改善は、見た目と健康、どちらにもメリットが大きい最強の習慣です💪✨


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